一見非常識に思えること

経営相談師の機(ハタ)です。
BABYMETALの続々編になります(笑)。
これは、今まで業界の常識であることを、逆に考えてみることから始まります。

 

例えば、クーポン券です。これはお得なサービス・特典が得られる権利を保有
している証になるものですが、普通は「期間限定」としています。
なぜでしょう?その理由を考えたことがありますか?

 

もちろんキャンペーン期間を設けていて、その中でのメリハリを出すため
なのでしょうが、特典の適用にまで期間を設ける必要があるのでしょうか?
プレゼント品やノベルティなど数量に限りのある場合は無くなり次第で良い
でしょうし、サービスの場合は無くなる事がないので、期間を設ける必要は
ありません。今までなんとなく「期間限定」にしていたのではありませんか?

 

ですから、特典サービスの場合は、「無期限」と大きく書いてアピール
してはいかがでしょうか。当店は「期間限定」などというケチなことは
しません、と懐の深いところを見せましょう。

 

ただし、一つだけ注意点があります。クーポン券を電子化しないで、
「紙」にすることです。これにはいくつか理由があります。Tポイントに
などの電子化ポイントサービスを使うと、お店側の支出が発生します。
あくまでも自店の中で支出が発生しないサービスを考えるべきです。
つまりそのサービスを実施しても、通常の営業範囲内で、特別支出が
発生しないものを選定します。古典的なスタンプサービスは、その良い例
です。10回来店したら、1回無料などは典型的な例です。支出は発生
しないし、お客様の来店頻度を促進します。

 

また電子化されたものは、付与された時に、その「ありがたみ」がほとんど
感じられないのです。しかし紙という形態であれば、目に見えるし、触れるし、
貰った時に「ラッキー」という感情があります。これが重要なのです。

 

さらに、「紙」にする利点は、お客様が紛失したり、間違えて廃棄したり
しやすくするためです。いくら特典サービスと言えど、多用されたら儲けは
少なくなります。つまり無期限のクーポン券を多く出して、懐の深い
ところをアピールするのですが、実は無期限という安心感から、お客様が
忘れたり捨ててしまうなど、未使用機会を増やすというケチな戦略です。

 

しかし、このようなお店側の思惑は、お客様にはわかりません。
お客様が喜び、かつお店側にもメリットがあるもの、それが
「一見非常識に思える」サービスなのです。

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コメント: 2
  • #1

    Peggie Gaccione (金曜日, 03 2月 2017 03:29)


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  • #2

    Ok Marland (金曜日, 03 2月 2017 05:44)


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